季節のスケッチ

#106
2023.10.20

ワーナー時代の作品だけをお届けする『A Reality Of "Warner" Era ~ at 二条城 PAGANINI Castello di Nijo』がいよいよ近づいてまいりました。

セットリストは2日ぶんもう決定していて、10/21のテーマは「紫の影、あるいは誤解」。
本当にこの時期のアルバムは、言葉が強い。歌っていてびっくりしてしまうのです。

言葉の強度という意味ではEpic時代の自作詞より(良くも悪くも)全然強いですネ。
葛藤と矛盾のなかでもがいている自分というのが、変な言いかたですが凄く新鮮に感じるのです。

葛藤と矛盾のなかでもがくのは当たり前なのです、だって人間は生まれながらに生と死に、肯定と否定に、光と闇に引き裂かれている存在なのだから。。。

以前はとてもじゃないけどこんなふうに思えませんでした。こんな自分が駄目なんじゃないかとか、弱いんじゃないか、と思っていました。

—神は私たちを光の、愛の存在として創られた。御自分の命をひとりひとりに分け与えられ、善きもの、価値ある尊いものとして創造された。

。。。そこに悪魔(サタン)がやって来てアダムとエヴァを騙し、人間の心に闇を、否定を、死を植え付けてしまった—

クリスチャンとなってその理というか、矛盾の理由の根源に触れたとき、すべてがクリアになったような気がしました。

まだ何もわからなかった30代の頃に、迷いながらもがきながら言葉を書いた、そのことを今になって力強く全肯定!出来る気がするのです。

言葉を紡ぐ、なんて上等なものじゃありません。文字通り体当たりの肉弾戦(笑)で、だから今歌ってもリアルです。言葉が強い、と感じるのはそういうところで、きっと新鮮に受け止めてもらえるんじゃァないか?。。。と、ワクワクする想いでおります。

それでは10なん時間か後に、京都でお逢いいたしましょう!!

=しょうこ=


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